当社は、2025年8月27日開催の取締役会において、LEAPエンジン用チタンアルミブレードの新材料量産、並びにマーケットシェア拡大に向けて、設備投資を実施することを決議いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。
記
- 設備投資の理由
当社は、商業用航空機として世界で最も受注残がある仏 Airbus 社製 A320neo ファミリー及び米 Boeing 社製737MAX シリーズ用の航空機エンジン「LEAP」に搭載されるチタンアルミブレードを量産加工し、仏SAFRAN社に販売しております。
当社は、現在、仏SAFRAN 社から無償支給されたチタンアルミブレードの材料であるチタンアルミ合金を、チタンアルミブレードに加工し、仏SAFRAN 社に納入しております。一方、当該材料は航空機需要が拡大する中で、欧州企業1社のみに生産を依存していることから、供給リスクを抱えておりました。このような状況を踏まえ、当社では当該リスクへの対応策として、材料供給から加工までを担う垂直統合体制の構築と、収益拡大を目指し、数年にわたり新材料の開発に取り組んでまいりました。その結果、新材料の量産化への目途が立ち、2025年8月14日付「LEAP エンジン向けチタンアルミブレード用新材料の供給並びにマーケットシェア拡大のお知らせ」にて開示した通り、仏SAFRAN社と、新材料の供給、並びにマーケットシェア(LEAPエンジンの生産に必要なチタンアルミブレードの供給シェア)の拡大に関する契約を締結することを決議いたしました。
それに伴い、新材料供給に向けた量産体制を整えるとともに、マーケットシェア拡大に向けて、加工能力の増強を図るため、設備投資を行うことを決定いたしました。 - .設備投資の概要
(1)新材料用設備投資
栃木県足利市で新たに取得した土地に、量産工場やラボ(※1)建屋を建設し、各種設備等を導入予定です。① 設備概要 土地、鋳造工場建屋、鋳造ラボ建屋、鋳造設備、鋳造ラボ検査装置等(※2) ② 生産品目 LEAPエンジン用チタンアルミブレード(新材料) ③ 場所 栃木県足利市奥戸町1215 ④面積 7,640㎡(土地面積) ⑤投資予定額 2,575百万円 ⑥投資開始時期 2025年8月 ⑦投資完了時期(予定) 2027年4月予定 ⑧取得資金 自己資金及び借入金(※3)
(2)加工用設備投資
本社工場内に各種加工設備、検査装置等を追加導入する予定です。
※1 生産した新材料(鋳造品)の検査・分析を行ない品質保証する試験施設となります。① 設備概要 加工設備(マシニングセンター、研削盤等)、検査装置(非破壊検査用装
置、三次元測定機等)等(※2)② 生産品目 LEAPエンジン用チタンアルミブレード(加工) ③ 場所 栃木県足利市寺岡町482-6(本社工場内) ④投資予定額 2,446百万円 ⑤投資開始時期 2025年8月 ⑥投資完了時期(予定) 2027年6月予定 ⑦取得資金 自己資金及び借入金(※3)
※2 設備毎に購入相手先は異なりますが、国内外の一般事業法人からの購入を予定しております。当該相手先の概要につきましては、相手先との守秘義務により公表を控えさせていただきます。なお、一部設備の購入予定先は当社の関連当事者(当社の主要株主の子会社)に該当いたしますが、取得価額等については公正な手続を経て決定しており、その他の設備の購入予定先とは、記載すべき資本関係、人的関係はありません。
※3 設備投資額の一部は、2024年7月19日付「経済産業省による「航空機用鋳造品(チタン合金(チタンアルミ))」供給確保計画の認定及び助成額に関するお知らせ」にて開示した、経済安全保障促進法に基づく特定重要物資として助成金の対象となる予定です。 - 今後の見通し
本件が2026 年6月期の業績に与える影響につきましては、2025年8月14 日に発表いたしました業績予想に織り込んでおります。
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AeroEdge(エアロエッジ)は、世界の航空業界でナンバーワンを追求する技術集団です。栃木県足利市に本拠を置く2016年創業の小さな企業が、航空機エンジン製造大手のフランス企業(Safran Aircraft Engines社)から次世代航空機用エンジン「LEAP」に搭載されるタービンブレードの国内初の長期量産サプライヤーに選定され、現在その増産体制の構築を加速しています。AeroEdgeは製造業に軸足を置きながら環境の変化に迅速に対応し、常にリーディングエッジであり続けること、一人ひとりが自主性・創造性を発揮し、他人がやっていない新しいことに果敢に取り組み、新しい価値を創出すること、社会と人々の幸せに寄与することを使命に「ゼロからイチを創る」活動を推進しています。
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