AeroEdge株式会社(本社:栃木県足利市、代表取締役社長:森西淳、証券コード:7409)はチタンアルミブレード用新材料の量産化に向けて、材料の品質評価・解析を担うラボ棟が完成したことをお知らせいたします。
当社は、2025年8月27日公表の「チタンアルミブレード新材料量産及びマーケットシェア拡大に伴う設備投資(固定資産の取得)のお知らせ」にて開示した通り、チタンアルミブレード用新材料の量産に向けた設備投資を進めておりますが、この度、自社で生産した新材料(鋳造品)の検査・分析を行い、品質を保証するための試験評価施設兼オフィスとしてラボ棟が完成いたしました。本ラボ棟は、エンジン用耐熱合金の各種高度な化学分析や金属組織解析を可能とし、チタンアルミに加え、その他の先端材料の分析が自社で可能となります。また、チタンアルミブレード材料の分析能力において仏SAFRAN認証を取得する国内初の事例となります。本ラボ棟は、チタンアルミブレード新材料の品質評価のみならず、積層造形(3Dプリンター技術)を含む様々な先行技術開発、成長に資する新規事業検討など幅広くイノベーション創出に取り組む拠点と位置づけ、研究開発・イノベーション活動の体制をより強化してまいります。
当該新材料は、チタンやアルミ等の原料を溶解し、当社独自の鋳造工法によって生産されるチタンアルミ合金であり、LEAPエンジン用タービンブレード向けの材料となります。新材料は、現行の材料と比較して完成形状に近いことから、原料の使用量を削減することができ、原料コストを抑えるとともに、その後の加工コストも削減することが可能になります。また、環境面においても、日本国内で材料生産と機械加工を一貫で行うことにより、従来よりも材料の輸送距離を削減し、サプライチェーン全体でのCO2排出量削減が見込めます。
材料を自社で量産することにより、海外に依存した材料供給の断絶リスクを防止するとともに、材料供給量の変動に左右されることのない、受注量に応じた柔軟かつ効率的な生産体制の実現を目指します。なお、新材料の開発においては、国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)と要素技術検討を行い、エンジンへの搭載可否判断において必要な技術的評価を仏SAFRAN社と共に数年にわたり実施した結果、仏SAFRAN社によってLEAPエンジンに搭載可能であることが確認されています。
今後、仏SAFRAN社から工程認証を受けたのち、2027年6月期からマーケットシェアの一部に対して新材料を供給する見込みです。また、供給能力を拡大するため、当初の計画通り新たに鋳造量産工場を建設するとともに、各種設備の導入を進めてまいります。

ラボ棟外観
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AeroEdge(エアロエッジ)は、世界の航空業界でナンバーワンを追求する技術集団です。栃木県足利市に本拠を置く2016年創業の小さな企業が、航空機エンジン製造大手のフランス企業(Safran Aircraft Engines社)から次世代航空機用エンジン「LEAP」に搭載されるタービンブレードの国内初の長期量産サプライヤーに選定され、現在その増産体制の構築を加速しています。AeroEdgeは製造業に軸足を置きながら環境の変化に迅速に対応し、常にリーディングエッジであり続けること、一人ひとりが自主性・創造性を発揮し、他人がやっていない新しいことに果敢に取り組み、新しい価値を創出すること、社会と人々の幸せに寄与することを使命に「ゼロからイチを創る」活動を推進しています。
https://aeroedge.co.jp/