【№002】なぜAeroEdgeはAMの技術&事業の開発に取り組むのか

こんにちは。AeroEdgeの技術戦略室からお送りします。
AeroEdgeは、「機械加工」「積層造形・3DPrinting」「エンジニアリングサービス」の事業を展開しています。
機械加工のプロである弊社だからこそ積層造形でも発揮出来る価値があると考えており、この分野のR&Dや事業開発にも積極投資しています。
本日は、私たちが技術開発・事業開発に取り組んでいるAdditive Manufacturingについて紹介したいと思います。

AM ; Additive Manufacturing はモノづくりの在り方を根本から変える技術であると考えています。
-AMによってのみ実現できる製品の機能向上
-部品統合によるサプライチェーンのスリム化
-デジタル技術との統合による新たなモノづくりの実現

AMによって実現できる最適化形状

(写真)AMによって実現できる最適化形状

 

このようなAMの本質を知ることにより、世の中に新しい価値を提供することができます。
同時に、モノづくり企業である私達は自分たちの在り方を再定義する必要に迫られています。
これまでAeroEdgeは、モノづくりのバリューチェーンにおける「製造」を主軸に事業を展開してきました。なかでも耐熱合金等の難削材の「切削」を得意としています。そのような企業にとって、ともすれば切削を不要とするAMは、脅威ともいえます。
同時に、AMは未だ発展途上であるがゆえ、早い段階からこの技術を深く理解することで、「材料開発」や「設計」といった、モノづくりの上流工程に踏み込むチャンスをもたらすものとも捉えています。
AMによって淘汰されるか、AMを自分たちの武器として使いこなし、生き抜くか。AeroEdgeは後者を選びました。
なぜなら、私たちの理念は「ゼロからイチをつくる」、「挑戦し、世の中に新しい価値を提供する」ことだからです。
AMの隆盛をチャンスと捉え、構造設計や材料開発の領域も含めてお客様に価値を提供することで、さらなる成長を実現します。

 AeroEdgeでは、AM活用に向けた、エンジニアリングサービス/コンサルティングを行っています。
製品によっては、単なる工法の置き換えではAMの価値を最大化できない、もしくは高コスト化を招くだけ、という結果に至る可能性が多分にあります。
よって、AMの真の価値を具現化するために、お客様における企画の初期段階において、設計思想や、現工程に至った背景等を私たちも理解し、お客様の真の課題を特定することが重要です。
そのうえで、直接的なコスト面のみならず、サプライチェーンや前後工程も考慮しながら、AMによる付加価値をお客様とともに評価していきます。これらの一連の検討作業を、試作、量産工程開発、品質保証プロセス構築まで一貫して伴走させていただきます。もちろん、AMという技術(手段)ありきではなく、検討の結果、他の工法に優位性があると判断される場合には、AM以外の工法をベースとしたソリューションをご提案いたします。

図:Consulting Flow

 

新たな技術を脅威と見るか、チャンスと捉えるか、それは企業の戦略次第-
AeroEdgeは引き続き、皆さまと共にAM技術の活用と発展に貢献しながら、新たな価値創造に取り組んで行きます。
 では、また次回!

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