【№022】AeroEdgeのもうひとつの強み「品質保証」にフォーカス!

こんにちは。コーポレート本部広報担当 T からお送りします。


改めてのご紹介ですが、AeroEdgeの主力事業は航空機エンジン LEAPに搭載されるLPT(低圧タービン)ブレードの製造です。ブレードはエンジンの最後段に使用されており、エンジンの背面からその姿を見ることができます。
飛行機全体からみるとほんの一部ではありますが、ブレード一つ一つが厳格に製造・検査・管理されています。
これは「航空機の安全」を保障する、重要で、欠かすことのできない要素です。

今回はその要素の一つである「品質保証」に焦点をあてたいとおもいます。少し専門的な話ですので 、生産本部長の本田さんへインタービューしました!

                                                    

インタビュアーT(以下、T):航空機産業における品質保証とはどのようなものでしょうか?


本田さん(以下、本田):人命を預かる航空機では、 高い安全要求と厳格な品質管理が求められています 。 そのため航空機産業独自の品質マネジメントシステム(JISQ9100 や NADCAP など)と顧客要求事項に準拠した品質保証体制を構築 する必要があります。また、顧客である機体メーカやエンジンメーカからは一貫 生産体制が求められる傾向にあり、機械加工や一般的な寸法・外観検査に加えて、非破壊検査も自社で完結できることが重要となっています。具体的に当社の非破壊検査では、製品表面の欠陥を検査する蛍光浸透探傷検査(以下、FPI)や内部欠陥を検査する放射線透過検査(以下、X線検査)を行っています 。

T:AeroEdgeの品質保証にはどんな特色がありますか?

本田:AeroEdgeでは顧客要求を満足できる品質保証体制の確立はもちろんのこと、業界動向の把握や最新技術のベンチマークに基づいた積極的な投資と技術開発を行っています 。

T:どのような設備で検査をし、またどのように体制を保っているのでしょうか?

本田:量産ラインでは 3 次元座標測定器(接触 非接触式 CMMや画像測定機による寸法検査に加え、専用ラインにてFPIやX線検査を行っています。その他にも走査電子顕微鏡(SEM)や3Dスキャン、表面粗さ測定器を用いた測定ができる体制を整えており、試作開発や研究開発等に活かしています。もちろん設備投資だけではなく、社内教育や認定制度外部教育の積極活用やメーカとの技術交流など、攻めの品質保証体制を実現しています。

                                                    

そのほかFPI検査の自動化など特色ある取り組みもありますが、これはまた今度。
AeroEdgeが保有する測定器は、弊社 HPの工場設備よりご覧いただけます。


また、現在品質保証の経験者(航空宇宙業界以外も)を募集しています。 最先端の品質保証、最新鋭の機器に恵まれた環境で、一緒にお仕事をしませんか? ご応募をお待ちしています。
外部サイト:インディード AeroEdge ページ

では、また次回!

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