こんにちは。AeroEdgeのコーポレート本部 広報担当Tからお送りします 。
1月30日に公開した #22 AeroEdge のもう一つの強み「品質保証」にフォーカス! ではAeroEdgeにおける品質保証について広くご紹介しました。今回は従業員が主導して行った、 AeroEdgeの特色ある取り組みをご紹介します。
AeroEdgeにいると「人には成長できる仕事を」というフレーズを良く耳にするのですが、それには「定量的で繰り返しのある作業などはロボットに任せ、人は人でなくてはいけない仕事で成長しよう」という意味が込められています。そして弊社工場内では、これを体現する2つのシステムが従業員の発案・実行により導入され社内表彰されています。
①協働ロボットの導入
#22でご紹介の通り、製造されるブレードは一枚一枚すべて厳密に管理、検査されています。これまで寸法計測とシリアル番号のマーキング工程において 、人の手で器具への脱着、移動を行っていました。ですが!毎日相当枚数のブレードに対して同じ作業を繰り返し行う(しかも待ち時間も発生する)というのは人じゃなくても良いのでは?となり、従業員発案でプロジェクトチームが立ち上がり、協働ロボットが導入されました。導入当初はブレードの落下やエラーなど数々のトラブルが発生しましたが、ビデオカメラなどでロボットの動きを分析するなど、プロジェクトチームが地道に問題解決に挑みました。その地道な努力によって、現在の安定運用が実現されています。
②FPI搬送の自動化
FPI(蛍光浸透探傷検査)では、クレーンを使ってブレードを溶液に浸し、引き上げる作業を何度か行います。これも以前は人がつきっきりで管理し作業を行っていたのですが、決められた時間溶液に浸し、引き上げ、次の溶液に移動という、繰り返しの作業と待ち時間が発生していました。当然ここも省人の余地があり、①とは異なるチームが立ち上がり、自動化を導入しました。具体的には電動アクチュエーターを設置し、プログラム制御とすることで省人だけでなく効率的な処理を実現しました。また工程の見直しを行った結果、使用する溶剤の削減にもつながりました。
これらの新しいシステムは主に省人を目的に導入されていますが、会社から人を減らす目的ではありません。人とロボットのすみわけを行うことで、より複雑な作業や創造力を必要とする作業、業務改善への新しい取り組みなど、人がやるべき仕事には、人に担ってもらうことが可能となります。
また、現在品質保証の経験者(航空宇宙業界以外も)を募集しています。スマートファクトリーが推進された環境で一緒にお仕事をしませんか? ご応募をお待ちしています。
外部サイト:インディード AeroEdge ページ
では、また次回!