こんにちは。AeroEdgeのコーポレート本部 広報担当Tからお送りします。
AeroEdgeは2023年9月16日で設立8周年、9期目を迎えました。『AeroEdge温故知新シリーズ』として「昔はどんなAeroEdgeだったのか」を在籍年数の長いメンバーの体験談を通してお伝えしたいと思います。
Tは様々な業種の方に会社や生産現場をご案内する機会が多いのですが、とても嬉しいことにAeroEdgeの組織づくりや風土、生産システムにお褒めの言葉を頂くことがあります。
ですが、2015年の設立時に既にこのような仕組みが出来上がっていたわけではなく、大小さまざまな試みや経験を経て今のAeroEdgeがある、とよく耳にします。(というのもTは最近の入社ですので、昔の姿は見聞きするのみなのです。)
今回は第1回として、品質保証部Kさんのお話を紹介します。
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私がAeroEdgeに入社した2016年は、現工場が建設中で、菊地歯車株式会社さんの一区画を間借りしてブレードの製造を行っていました。
今では一貫工程として加工から非破壊検査まで社内で対応していますが、当時は社内一貫工程を作るために整備途上の工程もあり、かつ一日数ブレードしか完成せず、1ロット編成するのにも数日を要するような生産能力でした。
ブレードの測定も、形は同じでも1つ1つの個性(品質)を正確に知る(正しく測定する)ために、今に至るまでにはお客様ともコリレーション(相関確認)として、妥当性を証明のためのやり取りを幾度となく実施しました。
また品質管理についてもノウハウが蓄積されていなかったので、不適合品や出荷判断に迷うブレードは溜まる一方でした。そのような状況でも、再加工の適用や顧客との交渉の仕組みを作り、このような製品を1枚でも多く救済するために、とにかくより良い運用方法をトライアンドエラーで確立してきました。
私は自分が新人だった頃、大手重工に入社しましたが、そこでは真新しい工場が数十人の従業員と数台の設備でスタートし、年月をかけて大きな組織へ成長する過程を目の当たりにしました。今度は自分が真っ新な工場を発展させていきたいと志してAeroEdgeへ入社しました。
航空産業に限らず、モノづくりでは、スタートのタイミングは違っても皆が同じゴール(世界一)を目指して、一番を競い合っています。その競い合いは、会社だけではなく産業の発展につながると信じています。
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建設中のAeroEdgeの土地は、当時こんな感じでした。
それがこんなに素敵な(手前味噌ですみません)社屋が建ち、
さらに現在はもっとスタイリッシュな(また手前味噌ですみません)社屋が建設されようとしています。
もちろん建屋だけではなく、中身もどんどん新しくなっていきますが、そこでもまた多くの従業員が試行錯誤し、よりよい仕組みを作っていくのだと思っています。
では、また次回!