【№006】AeroEdgeの製造部を紹介します!

こんにちは。今回はAeroEdgeの製造部からお送りします。
AeroEdgeは、「機械加工」「積層造形・3DPrinting」「エンジニアリングサービス」の事業を展開しています。
 AeroEdgeがメイン事業としている「機械加工」。特に、航空エンジン低圧タービンブレードの量産を行っておりますが、2019年、突如発生した新型コロナウイルス感染症の拡大で少なからず影響を受けました。機械の稼働を止め、工場内が静かな日もありました。
ですが、航空業界は徐々に回復傾向にありそれに伴って機体生産の受注数も回復が見込まれ、2022年は過去最高水準にあります。
これを追うように、AeroEdgeの製造現場も劇的に変化してきています。製造部の中にはTPS推進グループ、保全グループ、そして製造現場である製造グループの3つのグループがありますのでそれぞれ紹介いたします。

TPS推進グループ:
AeroEdgeの武器の1つとしてTPS(トヨタ生産方式)が挙げられます。人が行う仕事と機械が行う仕事を明確に分け、ムダを削減し、利益を上げるものづくりを行うことが目的です。そのため自動化に優位性がある工程や作業は自動化を言及し、人が作業したほうが適している工程は人(作業者)が作業を行っています。その作業を効率よく、バラつきなく、作業者に可能な限り負担がかからないようにするのが標準作業です。標準作業を決め、誰が作業をやっても同じように製品が作れる職場を目指し、TPSトレーナーや班長が現場で改善点や問題点を見つけ、AeroEdgeを真の量産工場にするべく今日も改善を続けています。
今年でTPSの改善活動は4年目となりますが継続と共にその改善範囲が広がり、製造部や現場の作業という枠を飛び越えて保全やITとの協業、サプライヤーさんでの工程、作業に関しても改善を進め、AeroEdgeの強みを生かした幅広い改善を行っています。 

保全グループ:
減産中の大きなイベントとして工場内の大幅なレイアウト変更を行いました。数十台もの工作機械や測定機を分解し、移設し、再度組み立てて精度確認を行い、取引先の承認を得て生産を再開しました。この様な大規模な工事は設備メーカーさんに任せてしまうことが通常だと思いますが、AeroEdgeの場合はメーカーさんと共に保全スタッフが張り付き、作業を教わりながらもサポートして、それを横展開することでコストを抑えながら工事を進めました。
更に、そういった経験を積むことで保全のスキルが向上すると共に、各設備メーカーさんからの信頼度も向上し、これまでユーザーでは対応させなかった修理やメンテナンスも教えて頂けるようになり、保全グループとしての作業の幅が広がりました。「設備を故障させない、故障したらすぐに直して生産再開」という保全グループを全うしつつ、設備の改造やスマートファクトリー化など攻めの保全も進めています。 

製造グループ:
現在では日辺りの生産数が増加し、日勤だけでなく製造部すべての工程で夜勤でも生産を行っています。そこでは生産が少なかった間に進めていた上記のレイアウト変更やTPS改善の効果、また現場の作業者11人からの改善提案の効果もあり、コストを削減したうえで効率よく製品を作れるようになりました。製造業である以上、利益を生み出しているのは製造現場であり、現場の作業者です。現場の作業者がいかに効率よく生産できるかがポイントであり、現状に満足せずに進化し続ける現場を目指しています。 

残念ながら現場には問題“や“トラブルがつきものと言われていますが、そんな不測の事態にも、組織の力で乗り越えていく力がAeroEdgeにはあり、この組織力がAeroEdgeの技術を支え、進化させています。
今日よりも明日、明日より明後日、どんどん進化していくAeroEdgeのスピード感はすごいです!では、また次回!

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