AeroEdgeとDMG MORI、金属積層造形技術で共同研究 ~オープンイノベーションによって技術開発を加速~

AeroEdge株式会社(本社:栃木県足利市 代表取締役社長:森西淳、以下「AeroEdge」)とDMG森精機株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:森雅彦、以下「DMG MORI」)は、金属積層造形技術の共同研究を開始します。


【背景と概要】
金属積層造形(金属3Dプリンター)は、2010年前後より注目を集めており、製造コストの削減や自由度の高い複雑形状を造形できることから、幅広い分野での活用が見込まれています。信頼性が求められる航空機エンジンにおいても金属3Dプリンターの適用が一般的となりつつあり、部品点数の大幅削減など燃費向上につながる軽量化を実現できる技術として、更なる活用が有望視されています。
また、従来の単機能3Dプリンターや工作機械では困難であった金属積層と切削加工の工程集約を可能とするハイブリッド機の登場によってアプリケーションの幅が広がり、MRO*1事業への活用拡大も期待されています。
工作機メーカーであるDMG MORIは、レーザを用いた金属積層と5軸切削加工機能を有するハイブリッド機「Lasertec 65 3D Hybrid」を国内でいち早く開発・販売し、研究開発においても市場を牽引しています。
一方、AeroEdgeでは、次世代航空機エンジン「LEAP」のタービンブレードにおける開発~量産~品質保証まで一貫して請負えるものづくり事業を軸に、成長を達成するための重要技術として金属積層造形技術を位置づけ、昨年、上述の機種を含む2台の3Dプリンターを導入しました。単なる従来の工法置換ではなく、より付加価値の高い部品統合やMRO事業への参入を見据えたハード・ソフトの研究開発を行っています。

【今後の展望】
オープンイノベーションにより、両社が有する研究基盤やノウハウを活かした金属積層造形の分野で共同研究を推進し、より良いソリューションの提供を目指します。

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AeroEdge(エアロエッジ)は、世界の航空業界でナンバーワンを追求する技術集団です。栃木県足利市に本拠を置く2016年創業の小さな企業が、航空機エンジン製造大手のフランス企業(Safran Aircraft Engines社)から次世代航空機用エンジン「LEAP」に搭載されるタービンブレードの国内初の長期量産サプライヤーに選定され、現在その生産体制の構築を加速しています。AeroEdgeは製造業に軸足を置きながら環境の変化に迅速に対応し、常にリーディングエッジであり続けること、一人ひとりが自主性・創造性を発揮し、他人がやっていない新しいことに果敢に取り組み、新しい価値を創出すること、社会と人々の幸せに寄与することを使命に「ゼロからイチを創る」活動を推進しています。
https://aeroedge.co.jp/

*1MROとは・・・

整備・補修・オーバーホール(Maintenance Repair Overhaul)のことです。航空機やその装備品におけるMROの種類は大きく、①運航整備、②コンポーネント整備、③エンジン整備、④重整備に分けられます。

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