事業拡大を目的とした新規設備の導入について

AeroEdge株式会社(本社:栃木県足利市、代表取締役社長:森西淳)は、生産性向上や事業拡大を目的に2021年11月以降に複数の新しい設備を導入しそれらの稼働を開始しました。

■導入背景
AeroEdgeは、これまでLEAPエンジンのタービンブレード生産工場として量産を軸とした事業を展開してきましたが、量産事業の抜本的な生産性向上に加えて、新たな事業に対応するため、以下の異なるタイプの新規設備を導入いたしました。
AeroEdgeはこれらの最新設備を活用し、更なる成長を目指して参ります。

■設備概要
G100/DMG森精機
小型旋盤に強みを持つワシノブランドを継承したDMG森精機の小型NC旋盤で、小物部品の高精度加工に適しています。成熟した機構と繰り返し精度に定評があり、高精度な加工を安定して行えることが特徴です。AeroEdgeで保有している旋盤加工機として最小サイズであり、対象アイテムは最小径φ0.1のワークに対しても旋削加工ができるようになります。EV(電気自動車)やFCV(燃料電池自動車)等の小型かつ高精度要求が求められる部品製作での使用を視野に入れて活用することを計画しています。

CTXbeta800TC/DMG森精機
旋削加工機をベースとして工具主軸を装備し、1台で旋削とミーリングによる複合加工を実現する複合加工機です。高剛性かつ高精度な加工が可能であり、3次元曲面を狙い通りに加工するためのシーメンス製CNC制御が優れていることから、複雑形状の構造部品やブレードの仕上げ加工に適しています。

ULTRASONIC 60 eVo/DMG森精機
通常の切削加工に加えて、超音波振動を利用した加工が可能な特殊な複合加工機です。リニアドライブ仕様とシーメンス製CNC制御を備えた本機は動的性能に優れており、高精度・高効率な5軸加工と超音波加工を1台で実現します。通常の金属材料から、一般的に加工が難しいとされるセラミック材や超硬材等のハイテク材まで、さまざまな素材に対して高精度な加工ができるようになります。まずは、超音波加工の技術開発に取り組み、当社の差別化技術として確立することで、今後の事業拡大を狙います。

(画像提供:DMG森精機株式会社様(3点全て))

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