工場の未来を考えるデザインワークショップを開催しました。

AeroEdge株式会社(本社:栃木県足利市、代表取締役社長:森西淳)は、千葉大学工学部デザインコース准教授 小野健太様、y2.DesignConsulting代表 上田義弘様ご指導のもと、同大学学生とAeroEdge社員で産学連携によるデザインワークショップを開催しました。
このワークショップは、千葉大の学生とAeroEdgeの社員が持つ多様な価値観の共有を通じて、「未来の工場ビジョン」の構築と、それを具現化するアイデアを導き出すことを目的に開催しました。
従来、工場のあり方は会社がトップダウンで方針を策定し、職場環境を整えていく事が一般的でした。しかし、AeroEdgeでは多様性が重視される昨今において、これからの時代を担う世代の”生きがい”や”価値観”も取り入れ、働き方や時流にあった工場を社員と共に創造するプロセスが必要であると考えます。今回はその一環として、若手を中心としたAeroEdgeの社員と千葉大の学生にて、デザイン思考を実践しながら、「工場の未来を考えるワークショップ」に取り組みました。
ワークショップはAeroEdge足利工場および千葉大学墨田キャンバスのオープン・イノベーションスペースにて全3回おこないました。限られた時間ではあったものの、デザイン思考で重視されているHuman Centered (ヒトに焦点をあてて思考する姿勢)を踏まえ、前半は個々人の価値観を共有し、後半はその価値観に基づく「未来の工場ビジョン」の創生とそれを具現化するアイデアの開発を行いました。

学生には、「社員一人一人の価値観をいかに抽出するか」という難しい課題に対して、カードを活用した独自のラダリング型ヒアリング手法の考案と、ワークショップのファシリテーションを担っていただきました。社員もまた、ものづくりに関する専門知識や製造現場に明るくない学生との対話から、自分自身の価値観や工場ビジョンを考える上での「思考の枠」に気づくことができ、デザイン思考による自由で柔軟な発想を体験しました。

ワークショップを通じて最終的には2つのビジョンを創生し、それに基づく6つのアイデアを具体的なカタチに落とし込みました。その結果を、AeroEdgeにて社長や経営幹部を交えて社内発表しました。生み出されたアイデアの中には、地域の人と共に成長する工場や、街の中における住民と工場の新たな接点づくり、そして今の世代を象徴するようなSNSサービスの発想などがありました。

今回のプロジェクトは、これからの時代を担う社員が働きたいと思える職場環境の創造を目指すAeroEdgeにとって、未来の工場に取り入れるべき要素を共感できる場となりました。同時に、社員にとっても、自由に発想して他者と共創することの楽しさを体感でき、自らの職場を自ら創るという意欲の高まりも生まれ、自己成長を実感できる貴重な機会になりました。千葉大の学生にとっては、今まで経験することがなかった製造現場を対象にした研究プロジェクトになり、研究領域の拡大につながる貴重な経験を得られたと好評いただきました。

本ワークショップへご協力いただいた千葉大学工学部デザインコース准教授 小野様、学生の皆様、y2.DesignConsulting代表 上田様に深く感謝申し上げます。AeroEdgeは、今後の時代を担う世代の多様性や価値観を尊重し、お客様と地域社会から求められる未来の工場を今後も追求していきます。

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