AeroEdge株式会社(本社:栃木県足利市、代表取締役社長:森西淳)はカーボンニュートラルに向けた資源循環に関する取組提案が評価され、航空機エンジンメーカー大手のSafran Aircraft Engines(本社:フランス・パリ、以下、SAFRAN社)のホームページにおいて、その提案内容が公開されたことをお知らせします。
航空機産業では、国際民間航空機関(ICAO)*1や国際運行運送協会(IATA)*2が「2050年までのCO2排出量ネットゼロ」を目標に掲げ、CO2削減目標策定と達成が強く求められています。また、当社の主要顧客であるSAFRAN社は、自社のScope1及びScope2を2025年までに30%、2030年までに50%削減を目指す(いずれも2018年比)ことを宣言しており、当社も航空機産業に携わる一員としてこれらの取り組みに賛同し、2050年カーボンニュートラルの実現へ向かって取り組んでおります。また2023年9月20日には当社ホームページにおいてCO2排出量に関する削減目標を公開いたしました。
そういった中、SAFRAN社は“脱炭素への挑戦”の第一歩としてSAFRANグループ全体での脱炭素ロードマップを策定するため、先進的な取組を進める世界の主要サプライヤーに対して、ローカーボン実現に向けた革新的な取組への提案を求め、当社もその主要サプライヤーに選定されました。
当社はチタンアルミブレードの新たな材料開発をテーマに、「CIRCULAR ECONOMY OF TiAl TURBINE BLADE」と題して、チタンアルミ材の切削工程で生じた切粉(きりこ)をパウダー化し、これを独自の積層造形技術によりブレード補修に再利用する、資源の循環モデルを提案しました。この提案はリサイクルと製品技術開発の2つの観点から高い評価を得られ、「Safran Suppliers Decarbonization Innovation」として同社のホームページに公開されました。
・SAFRAN社ホームページ(Decarbonizing operations: the best ideas from Safran suppliers):
https://www.safran-group.com/news/decarbonizing-operations-best-ideas-safran-suppliers-2023-09-28
当社は、引き続きカーボンニュートラル実現に向けた積極的な取組みを通じて、地球の持続的な発展に貢献して参ります。
*1:ICAO, LTAG for international aviation;https://www.icao.int/environmental-protection/Pages/LTAG.aspx
*2:IATA, Our Commitment to Fly Net Zero by 2050;https://www.iata.org/en/programs/environment/flynetzero/
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AeroEdge(エアロエッジ)は、世界の航空業界でナンバーワンを追求する技術集団です。栃木県足利市に本拠を置く2016年創業の小さな企業が、航空機エンジン製造大手のフランス企業(Safran Aircraft Engines社)から次世代航空機用エンジン「LEAP」に搭載されるタービンブレードの国内初の長期量産サプライヤーに選定され、現在その生産拡大を加速しています。AeroEdgeは製造業に軸足を置きながら環境の変化に迅速に対応し、常にリーディングエッジであり続けること、一人ひとりが自主性・創造性を発揮し、他人がやっていない新しいことに果敢に取り組み、新しい価値を創出すること、社会と人々の幸せに寄与することを使命に「ゼロからイチを創る」活動を推進しています。
https://aeroedge.co.jp/