積層造形(Additive Manufacturing、3D Printing)による分散製造プラットフォーム構築を目指し、米シリコンバレーに拠点を置く3DOS社と業務提携契約を締結

AeroEdge株式会社(本社:栃木県足利市、代表取締役社長:森西淳、証券コード:7409)は、米国シリコンバレーに拠点を置く3DOS.Inc社(本社:米国カリフォルニア州、CEO:John Dogru、以下、3DOS)と、AM(Additive Manufacturing、積層造形、いわゆる3Dプリンティング)を用いた分散製造プラットフォームの日本市場の開拓を目的とした業務提携契約を締結したことをお知らせします。
本業務提携契約は、3DOSが開発・提供する分散製造プラットフォームの、日本における市場開拓を目的として締結するものです。本分散製造プラットフォームは、1)クラウド経由でAM装置にプリントを指示することができ、2)クラウド上でAM装置の稼働状況を監視、3)かつプリントされる製品の3Dモデル等の技術情報をブロックチェーン技術によって保護することが可能なものです。
AMは、鋳造や鍛造といった従来の工法に対して、3Dモデルなどのデジタルデータのみによって製品製造が可能であることや、製品の形状に限りなく近い形状を実現できることにより大幅な工程の削減が可能であることから、必要なものを、必要な分だけ、必要な場所で製造するという、分散製造の実現に向けたキーテクノロジーとして位置づけられています。
3DOSは、このような分散製造の実現にあたって一つの課題となる、サイバー空間で取り扱われる3Dモデル等の技術情報のセキュリティ確保を実現するプラットフォームを提供しています。3DOSでは、本プラットフォームの事業展開の初期段階として、米国のマサチューセッツ工科大学、ハーバード大学、デューク大学等のトップ大学へ本プラットフォームを提供しています。
当社は、AM設備を導入した当初から、このような分散製造の実現と新たなビジネスモデルの創出を目指しています。日本における製造業や学術機関とのネットワークを活用し、3DOSのプラットフォームの日本市場における展開において戦略的パートナーとして市場開拓の戦略策定と実行を担い、不連続な成長を目指し中長期的に取り組んでまいります。なお、本業務提携に伴う当社の今期業績への影響はございません。

分散型製造エコシステムのビジョン構造

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3DOS, Incはシリコンバレーを拠点に分散型製造の構築に向けたプラットフォームを開発、提供するスタートアップです。同社は、分散型製造ネットワークの構築というビジョンのもと、市場の需要と供給をリアルタイムにリンクさせるツールを提供します。これまでに米国有名大学等の教育機関やコンシューマ市場でのシステム導入を進めており、今後一層サプライチェーンのローカライゼーションや地政学的な変化に対する挑戦が求められる中、産業分野での市場開拓を推進しています。
https://3dos.io/#Hero-Section

AeroEdge(エアロエッジ)は、世界の航空業界でナンバーワンを追求する技術集団です。栃木県足利市に本拠を置く2016年創業の小さな企業が、航空機エンジン製造大手のフランス企業(Safran Aircraft Engines社)から次世代航空機用エンジン「LEAP」に搭載されるタービンブレードの国内初の長期量産サプライヤーに選定され、現在その生産体制の構築を加速しています。AeroEdgeは製造業に軸足を置きながら環境の変化に迅速に対応し、常にリーディングエッジであり続けること、一人ひとりが自主性・創造性を発揮し、他人がやっていない新しいことに果敢に取り組み、新しい価値を創出すること、社会と人々の幸せに寄与することを使命に「ゼロからイチを創る」活動を推進しています。
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